2008年11月22日土曜日

*コスモス*



*コスモス*みなさんこんにちは。
道を歩けば、落ち葉また落ち葉。寄せ集められたところを、つい、ザクザク踏みながら歩いてしまう☆

そんな晩秋にもう一つ、ぎりぎり秋の花。今回はコスモスです。

9月に訪れた八戸で、道端にコスモスを見つけました。それを見て絵美ちゃんが
「ずいぶん元気なコスモスだね~」と驚いてました。
うん確かに、コスモスにしては立ち姿が勇ましく、花も大きく、ぱっとひらいて元気いっぱい…


…ん?

コスモスにしては?


そもそもなぜコスモスには、決して元気いっぱいではなく、
どこか儚げなイメージがあるのでしょう。

お花だけみたら、優しくてふわっと風に揺れていて可愛いのに。
そこへプラスアルファ“切なさ”や“儚さ”がついてきてしまう。

なぜに?! としばし考えたところ、ふと、雪国に住む伯母の言葉を思い出しました。

以前、伯母の所へ行った時、コスモスが咲いているのを見て伯母が
「あぁ嫌だ、コスモスは嫌だ」ときっぱり言ったのです。

「おばさんはコスモスが嫌いなんですか?」と尋ねると
「コスモスが咲いたら、すぐに秋が来て、冬が来て…
雪で何も出来なくなってしまうんだなぁ」とのこと。

雪国に住む方々にとっては、雪と一緒の長い冬が、時に命がけだったりします。
そんな冬を前に、秋の訪れを知らせるコスモスは、
ある種の覚悟や厳しい思い出が浮かんで、切なく映るのだと思いました。

真冬に伯母の家で、1メートル以上積もった雪にダイブした私には…
到底想像出来なかったことでした。

今月初めに訪れた九州の田主丸で、再びコスモスに出会いました。
まだ暖かかった田主丸のコスモスは、そよそよふわふわ、川岸に咲いていました。
親指サイズの小さいコスモスも発見☆伯母の言葉を思い出しつつ、
可愛くも切ないコスモスの魅力を改めて感じたのでした。

各地では初雪も観測され、いよいよ冬到来ですね。
バッチリあたたかくして、冬を迎えたいと思います☆