2011年3月17日木曜日

*積もった雪*


*積もった雪*
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地べたもみえないで。


金子みすゞさんの詩です。

今回は絵の代わりに、みすゞさんの詩をご紹介させて頂きます。

今、CMで「こだまでしょうか」という詩が流れていますが、
私はこの方の深くてやさしい気持ちが、大好きです。

何をも等しく、見えないところまで思いやり、
喜びも痛みも、自分のことのように受け止める。

そんな詩の数々の中、私はこの「積もった雪」に胸を打たれました。


この度起きた、東北関東大震災。未だ広い範囲で余震が続く中、
被災された方々だけでなく、首都圏でも不安が止まらず、
買いだめや、不便な生活への批判が、時に激しくなっています。

みすゞさんは、我が子を守るために若くして自害されましたが…
自己を犠牲にしないまでも、今一度、被災された方々、救援・復旧に努めて下さる方々、
亡くなられた方々を、思いやりたいと思います。

身近なところから、出来ることをする。

普段から、なかなか節電しようとしても、あれば甘えてしまっていました。
計画停電の時、暖をとるには湯たんぽが大活躍です。コタツに入れてます。

そして買いだめ。数年前、私は個人でマスクを2,000枚発注しました(…余ってます)。

本当に必要な量だけで良いと反省しました。

被災された方々のため、身近な人達のため、地球のため、何もかものため。

一人でもたくさんの方が、笑顔になれる日が訪れるよう、
そんな姿を亡くなられた方がどこかで見て下さり、安らかでいられるよう…
行動していきたいと思います。