晴れ放題!!
皆さま、お元気ですか?
本日、聖路加国際病院の緩和ケア病棟で演奏して参りました。
昨年の12月以来、2回目です。
今回も、ピアノの梶山ななえさん&サックスの吉田充里さん
とのトリオです。
演奏曲はこちら↓
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芭蕉布
我は海の子(ピアノ&歌)
海(ピアノ&歌)
雨に唄えば(ピアノ&サックス)
雨にぬれても(ピアノ&サックス)
Over the rainbow(ピアノ&サックス)
サリー・ガーデン
見上げてごらん夜の星を
浜辺の歌(皆さんと一緒に)
夏の思い出
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今日の日を迎えるまで、日常を送りつつも
内心は、やはりとても緊張していました。
たった20分、とはいえ
患者様ご本人やご家族の方々にとっては
大切な、一分一秒だからです。
大切だとわかった上で、その上で
一日一日を過ごされている、
私には到底計り知れないものです。
なので、ただひたすら想像して
会場に入って、空気を察して、感じて、
その場に添えるように
言葉、フレーズを歌いつないでいました。
ななえさんも吉田さんも
とっても思いやりのある演奏家なので
それがそのままお二人の音楽になっていました。
そして私はまだまだ弱いので
ご家族の涙に、一瞬、つい心が動いてしまうのですが
すぐ自分の役目に戻り、最後までぶれずに演奏できたのは、
揺るがないお二人のおかげでした。
そんなお二人と演奏できていることに、
ただ感謝の気持ちでいっぱいです。
また年末にお声がけいただいたので
トリオでお伺いする予定です。
ホスピス緩和ケアの音楽療法を専門とされている
米国認定音楽療法士の佐藤由美子さんの
『大切なのは「死を知らない」という謙虚さ』
「ホスピスや緩和ケアの仕事で気をつけていることは何ですか?」
という問いに対して、こう答えていらっしゃいました。
という問いに対して、こう答えていらっしゃいました。
「患者さんから学ぶ姿勢を忘れないことです。
この仕事を始めて14年になりますが、
今でも分からないことがたくさんあります。
自分は死を経験したことがないので、患者さんの気持ちを
根本的に理解することはできません。それを隠さず、
謙虚な気持ちで接することが大事だと思っています。」
私は音楽療法はできませんが、
この気持ちを持っていたい、と
ずっと心に留めています。
緩和ケア棟の皆様、関係者の皆様、
お声がけくださり、本当にありがとうございました。