2018年7月13日金曜日

橋本病と流産

とっても個人的なことになりますが、
先月、私は甲状腺の自己免疫疾患である
橋本病に罹患していることが分かりました。

そして甲状腺のホルモンが足りていないので
今の状態だと流産の可能性が3割増になっていると
分かりました。

お腹の子供は自分で甲状腺ホルモンを作ることができないので
親から子供へ渡すホルモンの量が足りなくなると、
流れてしまうそうです。

私はもう若くないので、
ただでさえ卵子の老化や流産の確率が上がっていますが(統計的に)
更に3割増、、、と分かり、(単純に足し算はできませんが)
驚きました。

今は毎日ホルモンを薬で服用し、補っています。
そして婦人科の先生からは、
「妊娠したらすぐに甲状腺内科を受診して」
と言われていて、甲状腺内科の先生からも
「妊娠したらすぐ来て」
と言われています。


ここで素人的に、素朴に疑問に思ったのは
そんなに急を要することなら
なぜ、妊娠がわかったら即、全員検査必須になっていないのか
ということです(?o?)

2年前の私が甲状腺ホルモンが足りていたかどうかは
もはや調べようがありませんが、
妊婦健診が始まるのは、初期流産の壁と呼ばれる9週目以降。
血液検査に甲状腺の項目が入ってくるのは”壁”以降です。
結婚を機に受ける人が多い、ブライダルチェックでも、
甲状腺の項目はオプションになっていたりします。

初期の流産はいろいろ原因があって未知数だし
それほど危険性は高くないんじゃ、
だからオプションなんじゃ、
って思えたりもしますが・・・

私の主治医はお二人とも
「すぐ受診」
とおっしゃっています。

妊娠には差し障りがなく、(追記:着床不全が起きる場合もあるそうです)
妊娠継続に差し障る、甲状腺の機能低下。
薬で補うことで、おかげさまで、幸い、私は正常値になりました。
ただ引き続き、妊娠を抜きにしてもこれから先ずっと
薬を服用しながら、数値をコントロールしていく必要があります。
(甲状腺機能が亢進するとバゼドウ氏病になります)

自覚症状は、全くないor疲れかなor年かな、くらいでも
妊娠継続のホルモン値の基準は通常より厳しいので
足りてなかった!という場合があります。
そして橋本病の抗体を持っていなくても
甲状腺の機能が低下している方もいます。

もし、お子さんを望む方がいらしたら、
たとえ自費でも、風疹やはしかの検査をするのと同じように
甲状腺の検査を受けてほしい、と
そして流産の可能性を一つでも減らして欲しい、と
個人的に、心から願っています。