2016年7月1日金曜日

12日目♪ナナ(子守唄)

雲間から太陽〜(まだ出てきません〜)
皆さま、お元気ですか?


アルバム「こもりうた」曲紹介〜12日目☆
これはCDのブックレットに書ききれなかったことを、
描かせていただこうという水菓子ですm(_ _)m


今日はナナです。
このお名前の方が身近に、学校に、職場に
いらっしゃる方も多いかもしれません☆
Nanaはスペイン語で子守唄!
名前じゃない?!∑(゚Д゚)
ナナちゃんに捧ぐ子守唄
じゃない?!
私はすっかり思い込んでました(^_^;)


初めてこの曲を聞いた時、
単音で続くシンプルなギター演奏に
即、引き込まれました。
そこへなんともいえない音形の歌が始まり
ふわーっとどこかに連れて行かれそうに(危)

悲しげなのか、
スペインの音楽ならではなのか、
内容は定かでなかったものの、とにかく
歌ってみたい!
と思い、決定。


聖路加でも演奏されている、
スペイン音楽がご専門の歌手・石井三榮子さんに

貧しいジプシーの
子供を授かる喜びと、
これからの生活を思う、
複雑な気持ちが表れている

と教えていただいて、
そうか・・・
と。

これはスペインの作曲家ファリャが
ジプシーの歌う民謡を採集して
歌曲にしたものということで、
ジプシーが実際どう歌っていたのかは
定かでないのですが、
ファリャはこう受け取ったんだ!
と思いました。

これをオルガンで歌うのは
チャレンジャーなのかもしれません。
がしかし!
真由美さんがどんぴしゃなハマり音を選び
ニッコリ待っていてくださいました(感服)

曲のテンポを速く、
あまり悲しくてはいけない
と、海外で指導を受けた方もいらしたり、
表現の幅が広いです。

でも私は一抹の、その複雑な情感を
出せたらいいなと思い、
ゆっくりめで歌いました☆

歌の中で
声がコロコロ転がるような
独特の歌い方が出てくるのですが
あれはどうやっているのですか?
と、質問をいただきました☆

喉の奥の方で、お腹からの長い息に
階段をつけるような感じで歌っています。
うがいの位置よりもっと奥で、
喉を使ってるのは間違いないのですが、
お腹がかなり密接に連動していますm(_ _)m


ただ、これは古楽を教わっていた際に
行っていたもので、
スペインの民謡には合っていないかも
と、感じ。

ネイティヴの方の歌を聞くと、
何かが違うんですଘ(੭´ ꒫`)੭

三榮子さんが、
スペインはイスラムの文化が入っているから
と仰っていたのですが、
イングランドやイタリア、ドイツの曲を
歌っていた時と
同じようにしてしまうと、突然、
あれ?!国が変わっちゃった!
みたいな( ̄◇ ̄;)
ちぐはぐ問題。

果たして解決に至ったかどうか。
日本生まれ日本育ちの私には
詩の内容も、音楽も
とってもハードルの高いものでしたが、
やっぱりナナ、魅力的です。