2016年7月2日土曜日

13日目♪マリアの子守歌

浴衣の方がちらほら!
皆さま、お元気ですか?


アルバム「こもりうた」曲紹介〜13日目☆
これはCDのブックレットに書ききれなかったことを、
描かせていただこうという散策ですm(_ _)m



今日はマリアの子守歌。

素直に、メロディが美しくて
ええ歌〜〜
と思います。

ドイツの作曲家でオルガニストでもあった、
レーガーの作品です。

少年少女が歌っていたり、
声楽家の方、古楽声楽の方、
声楽アンサンブル、
ボーカルの方、
あらゆる方々に歌われています。

日本語の訳詞もありましたが、
ブラームスやフリース、シューベルトのように
もともと日本で聞き馴染みのある曲でもなく・・・
あえて日本語にしなくてもいいかな
と思い、原語のドイツ語で歌いました。

なによりサビの、高音で伸ばすロングトーンが、
日本語にすると

『ねんね』の、ねーーーーーーーーーー

または
『おやすみ』の、おーーーーーーーーーー

に、なってしまって(^_^;)
ドイツ語のように一音で単語が完結せず。
ひっぱるなぁーこのこのー(つんつん)╭( ・ㅂ・)و ̑̑
に、なってしまって。


そんなわけで、ドイツ語詞の内容ですが、
幼いイエス・キリストを聖母マリアがあやしていて、
周りで鳥たちが「おやすみー」とさえずっている様子が
歌われています。
3番、4番と歌っている方もいらしたので、
もしかして讃美歌になっているのかな、
と思い探したのですが
見つけられず。(気になるー)

バラの花が出てくるので、バラが咲く季節に歌われたり
クリスマスに歌われることも多いようです。
クリスチャンの友人も、
キャンドルが灯された教会の中で
クリスマスに演奏したと話していました。

友人がヨーロッパにいた頃、訪れた教会で
マリアさまの像の元にたくさんのキャンドルがあり、
そこへ祈りを捧げる女性が絶え間なく訪れている
という光景を目にしたそうです。
その女性達は、
外の世界を見ることなく
天国へ行ってしまった我が子に
キャンドルを灯し、祈っていたと知り、
そのキャンドルの多さに驚いたと話していました。

傍目には分からずとも
ほんの僅かな期間であっても
命があったことを知っていて
その鼓動や温もりを感じていた

もしかしてそういう経験をされた方には
こもりうたは酷なのかもしれない
と思ったりしたのですが、

『子守歌は亡くなった子への供養になる』

という記述を見かけて、

いつか、そう思えるようになれたら
聞いたり歌えたりしたらいいのかな
と、思いを馳せました。


あたりまえというのはやっぱり無いから
クリスマスに、家族皆でお祝いをし、
見えない力に感謝する。
そんなクリスチャンの方の祈りが込められた曲
なのか?!
と感じました☆

敬虔な友人と話して、
すっかり心を洗濯してもらい☆彡
少しは自分で落とせるようにならねばと(笑)
猫背を正してみたところですm(_ _)m